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  連載コラム  『 ケロウナからのメッセージ 』

ワーホリは期待と夢が交錯しながら、同時に不安や悩みもあるはず。 カナダにワーホリで行ったからといって、毎日が夢のような楽しい日々 が繰り返されるはずはありません。 楽しい情報は、どこのサイトにも載っています。 でも、そうじゃない情報を、ここであえてお伝えすることで、皆さんの 精神的な事前準備に役立ててもらえればうれしいです。(筆者滝沢氏より)

★ 第8回 (2003-7-17 UP)

私たち日本人が海外の国に出かける機会は年々増えてきていることは誰しもご存知の通りです。より海外に触れるようになり、国際化などという言葉も当たり前のように使われるようになっています。そして誰しもが「自分は国際感覚に優れている」と思いがちですし、少なくとも、「優れていないはずはない」と思っていることでしょう。
ケロウナ市の東地区の丘陵地帯 海外旅行に出かけると、大抵の国でチップという制度に直面し、困惑してしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。このチップはたびたび物議を醸し出すテーマになります。15%だとか20%だとか、すぐに数字やパーセンテージだけを頭に描いてしまいがちですが、肝心なことは、「よりスマートに」、「より常識的に」ということに集約されると思います。つまり、さりげなくカッコ良くということです。そして、重要なことは、チップは払うものではなく、「渡すもの」ということを、しっかり頭にたたき込む必要があります。ケロウナに来ていただくお客様の中で、「カッコ良くチップを渡しているなあ」と感じることができるのは、せいぜい10人に3人くらいでしょうか。それどころか「チップは渡すもの」という理解が出来ないせいか、本来の支払いの他に、まだチップまで「払うのか」という理不尽さを勝手に感じてしまい、「しぶしぶ払う」というスタイルになりがちなのですが、これはとってもカッコ悪いですし、そばにいると顔から火が出そうなほど恥ずかしい思いにさらされます。数年前、日本から来られた団体旅行客をアテンドした際、夕食のレストランに行った時のことです。総勢10名で飲めや唱えの馬鹿騒ぎを繰り広げ、総額で900ドルの飲食をしました。この団体さんがテーブルに置いたチップは10ドルでした。これは大変非常識なことです。仕方が無いので私が自腹で150ドルをチップとして置いていったのですが、こうした事例は様々です。
今回、何故こんなことをお伝えするかというと、これからワーホリでカナダに行かれる方々は、いろいろな意味で海外を知り、国際感覚を深めるチャンスなのですから、たかだかチップごときのことで、自分の思慮を狭くして欲しくないからです。ワーホリに行かれる方々は、当然のことですが18歳から30歳の若い年齢です。この年齢の時に「カッコ良いチップの渡し方」を身につけておかないと、やがて年齢を重ねた時に、「カッコ悪い団体ツアーの日本人観光客」と何ら替わらないと見なされてしまう可能性があります。
自分は気が付かなくても、周りの人は意外と見ているものです。少額をケチったせいで、人格まで疑われないようにしたいものです。チップは考えようによってはとても便利な習慣です。お気に入りのレストランに行った際は、少々多目にチップを置いてみてください。お店側はとても喜んでくれ、次回からあなたを大切な優良客として迎えてくれるはずです。自分の国際感覚を養う有効な手段が、このチップなのです。これについて年齢は関係ありません。高齢者の日本人の方でも、さりげなくカッコよくチップを渡される方もいますし、20歳代の留学生やワーホリの方でカッコ悪い人も大勢います。皆さんには是非、カッコ良い人になって欲しいと思います。

《上の写真の説明》
*2003年7月8日 この風景、少々ビックリされる方も多いかもしれません。 どことなくカナダらしくないような風景ですが、これはケロウナ市の東地区の丘陵地帯です。 正面下は大きく落ち込んだ渓谷になっています。ギャラガーズキャニオンという名前 が付けられていますが、この地方特有の準砂漠気候を彷彿させる荒々しい光景です。  ⇒拡大写真

前回のコラムはこちら


筆者・滝沢修さんのプロフィール
1967年生まれ長野県出身
1991年5月 ワーホリでカナダへ渡る(12ヶ月間放浪)
1998年7月 OGT Canada Enterprise Ltd,をケロウナ市に設立
1999年3月 カナダ・ケロウナ市へ移住
2000年4月 【わいん@カナダ】を設立(カナダ産ワインWEB販売)

滝沢修さんへのメールはこちらのアドレスへ:takizawa@whma.jp


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