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  連載コラム  『 ケロウナからのメッセージ 』

ワーホリは期待と夢が交錯しながら、同時に不安や悩みもあるはず。 カナダにワーホリで行ったからといって、毎日が夢のような楽しい日々 が繰り返されるはずはありません。 楽しい情報は、どこのサイトにも載っています。 でも、そうじゃない情報を、ここであえてお伝えすることで、皆さんの 精神的な事前準備に役立ててもらえればうれしいです。(筆者滝沢氏より)

★ 第9回 (2003-9-2 UP)

カナダにワーホリで赴くと決意し、ビザも申請し、いよいよ具体的に出発が迫るにつれて、「カナダのどこに行こうか?」「どの町で生活をはじめようか?」という悩みが生まれてきます。おそらくほとんどの方がこのような気持になると思うのですが、結論から言えば、どの町を選ぼうとも、自由であり、また自分で選んだ上はすべて自己責任の基、理解し納得しなければならないと思います。
ケロウナのカフェ 既にカナダに入国した方たちからメールで頂く内容で多いのは、
(1) バンクーバーがこんなにもアジア人が多いとは思わなかった。
(2) 日本人が多すぎる。
(3) 従って、どこか日本人やアジア人がいない町に行きたい。
大きくまとめるとこのようになります。カナダは移民国家、他民族国家という事実は、言葉の解釈として頭に入っていても、実際に目の当たりにすると、感情的な部分では理解できない方が多いようです。その結果、日本人であるワーホリが同じ日本人を毛嫌いするという何ともおかしな現象になるのです。
今の時代、世界のあらゆる国や地域には必ず日本人がいます。ベリーズという国をご存知でしょうか?旧英領ホンジュラスで、メキシコの南部に隣接する四国ほどの大きさの独立国です。実は私も知らなかったのですが、先日、ちょっとした仕事の関係で調べたときに、「ベリーズ」という国を知りました。国全体の人口が21万人のそのベリーズに在住する日本人は30名にも及びます。そんな(といっては失礼ですが)国にも日本人は予想以上に在住しているんですから、カナダという国には、どこに行っても日本人が居て当たり前、と思っていたほうがいいです。また、海外に出て日本人を毛嫌いしたり、「日本人が多くて嫌だなあ・・・」と嘆く人ほど、実は国際感覚に鈍く、島国根性丸出しの日本人的感覚の強い人だと私は思います。これは日本人同士でベタベタすることを勧めている訳ではありませんから誤解の無いように。ワーホリで海外に出た瞬間に、自分のバックボーンには何も無いですよね。**株式会社という名刺を差し出せる立場でも無いはずです。つまり自分という人間個人を全面に出して勝負するのですから、既に海外で生活、仕事をしている日本人とある意味対等に接することができるはずです。利害関係が無い立場で相手と接することができればそれが一番スマートですから。そうした立場を充分に活かして、いろいろな日本人と接してみる、ただしベタベタしない、甘えない、利用しようとしない、寂しがらない、こういう精神状態を保てれば、たまたま滞在したバンクーバーに東洋人が多かろうと、日本人が多かろうと、気にならないはずです。
人それぞれ、いろいろな目的があるでしょうけれど、スタートの場所をバンクーバーに定めてみることは理想的であり効率的であると思います。あらゆる情報が溢れていますし、在住日本人と接する機会も多くなるでしょう。仕事のチャンスも数が多い分だけバンクーバーは魅力です。もちろん、トロントや他の町でも構いません。要するにアジア人が多いとか、日本人が多いとか少ないとか、そんなことは一切関係ないですし、そんなことに気を取られていたら、いつまでたっても島国根性丸出しの田舎的な日本人を卒業出来ないということなのです。

《上の写真の説明》
*これは、我が家の20mくらい離れた所にあるお店で、 知人のカナダ人夫婦が11月からスタートしました。 愛犬の散歩コースの途中にあるので、ほとんど毎日のように コーヒーを飲みに行っているお店です。 商売繁盛で、羨ましい限りです。  ⇒拡大写真

前回のコラムはこちら


筆者・滝沢修さんのプロフィール
1967年生まれ長野県出身
1991年5月 ワーホリでカナダへ渡る(12ヶ月間放浪)
1998年7月 OGT Canada Enterprise Ltd,をケロウナ市に設立
1999年3月 カナダ・ケロウナ市へ移住
2000年4月 【わいん@カナダ】を設立(カナダ産ワインWEB販売)

滝沢修さんへのメールはこちらのアドレスへ:takizawa@whma.jp


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